(魅惑の酒・危さん参照)
その名も
アブサン祭り。
場所はベルンからヌシャテルのチョイ先、モティエ(Motiers)という村で行われた。
なぜこんな小さな村でアブサン祭りが行われたかはよく分からんが、多分アブサン発祥地なのかもしれない。
そもそもアブサンには幻覚等の向精神作用がある。向精神作用には他にも覚醒も含まれる。この作用はアブサンに含まれるニガヨモギの香味成分、ツヨンによるものだ。
アルコール度数は非常に高く、70%前後のものが多い。低いものでも40%程度、製品によっては89%を超えるものもある。
要はブラック好きにはタマラン一品です。
昔このお酒は禁止されてたんだが、近年ツヨン残存許容量が10ppm以下ならOKということで日本でも売られている。
よって最近売られているのは低濃度ツヨンのモノらしい。危険なものではない。
東欧出身の知り合いが言っていた。
「最近のアブサンはダメだ。先に酔っちまう。アルコール度数が高いからね。本場のは、飲んでも飲んでも酔わない。ツヨン濃度が高いからさ!」
って語っていた。
知り合いの日本人の方はこう言っていた。
「昔の芸術家はよくアブサンを飲んだんだ。飲んでも酔わない。冴えてくる。そこで作品を考え、語るとインスピレーションが沸いてくる」と。
そうか、アブサンは、飲めば飲むほど冴えてくる!
ジャッキーチェンもびっくりの(酔拳用)飲み物だったのだ!!
こんなお酒のお祭り、んー最高。
そこかしこでアブサン売ってました。試飲は無料。
みなさん、水で割って白濁色の溶液を飲んでました。
ぐひひひぃ〜〜〜、ここぞとばかりに色々なアブサンを試しました。
た、たまらん!
この苦さ、舌がしびれる感じ。
ああああぁぁぁ〜崩れていきそうだ・・・。

せっかくのアブサン祭りだし、何も買わないのも悲しいでしょ。
既に今月のお小遣いは尽きていたが、たまたま持っていた家の、
支払い用の、大事なお金。
握り締めながら、ふと妻の事を思い出す。
このお金に手をつけたら妻は怒るのかな?

本物の妻ではありません。
か、かかってこいやーーーー!
アブサンの効いた今のオレなら権力に立ち向かえる!
こんなことだって出来ちゃうさ・・・。

これがお土産のアブサンです。
妻は、私の愚行を許してくれました。ありがたや。
俺ってほんと、ダメ人間だなー。
ラベル:アブサン
と、うちの奥様がもうしておりましたとさ。
あ、どうもどうも、と、
うちの奥様がもうしておりましたとさ。